オリバーグループは、社会やお客様と社員との絆業(相互信頼形成企業)を目指し、36項目の判断基準を「業務心得」として歩んでいます。

オリバーグループ会長(創業者) 小川秀男

【道路清掃】

小さなボランティア、継続で私達の心と地域を磨き

「街の価値を上げる」です。

オリバーは創業以来42年間、毎朝社員が道路清掃をしています。当初は信号で停止した車から灰皿の中身を道路に捨てる人も多く、それを清掃したことがきっかけとなり、ゴミを捨てないと言う社員へのマナー教育の一環としても続けてきました。継続する中で掃除中に地域の皆様よりねぎらいのお声をいただいたり、通りがかりの方から清掃のお手伝いを申し出ていただくこともありました。また相模原市長より2度の表彰もいただきました。こうした私達の小さな取り組みが地域に発信できていることに深い感慨を覚えます。振り返ると、社員教育としての意味合いも大事ですが、それ以上に社員一人一人の取り組みが点から面へと地域に広がり、綺麗な街づくりに繋がることは何より素晴らしいことです。なぜなら街が綺麗になることは、いずれ「街の価値」が上がり又、社員が清掃を通して地域に関心を持ち、地域の一員として融合できるからです。地道に情熱を持って道路清掃に取り組み継続することがオリバーの姿勢であり誇りであると全社員が捉える事が出来た時自身と地域を磨き、街の価値を上げられ、共に未来を築く企業文化へと定着できたらと言う思いから心得としたものです。

(公開:2024年4月)


【購入の決定】

「欲しいものは買わず、必要なものは買う」必要ならジェット機もです。

オリバーの購入の決裁は至ってシンプルです。この業務心得が全社的に浸透し理解され、決裁を申請する社員一人一人が「欲しいもの」と「必要なもの」の判断を全社共通基準で行えているからで、よって決裁に当たり内容を問われる事は少ないと思います。例えばパソコンは業務上必須であり一人一台が割り当てられますが、それ程処理速度を必要としない業務では安価な製品を使用し、最新・高性能な物はそれを要する業務に割り当てられています。社有車も新車はお客様が乗る営業部門が使用し、お客様が乗らない事務や技術部門にはそのお下がりが回ります。車両担当者であれば誰もが新車を欲しがるものですが、これが全社的な共通認識となって、古い車も大切にされ、修理対応し、新旧問わず85台の全車が本当にキズ無しのピカピカで長く利用されています。また、これにより車の運転も丁寧となり、40年以上にわたり大事故がないと言う恩恵にも繋がったかもしれません。まさにオリバーは社員の理解と協力で創業時よりこれを貫き、これにより今があると言っても過言ではありません。この業務心得はオリバーの伝統的風土であり財産であり、大きな誇りでもあります。

(公開:2024年3月)


【接客姿勢】

謙虚にして驕らず、己を明かし「親しみある礼儀正しさ」が姿勢です。

我々不動産管理業はオーナー様の大切な資産の管理代行者です。だからこそ賃貸借契約時に与信チェックの為お客様(入居者様)の収入や資産状況、年齢や家族構成等プライバシーについてお伺いし又、確認する事が業務上欠かせません。しかしお客様はプライバシーを明かす事に当然ながらためらいをお持ちであり、勿論それを守る法令遵守の徹底は当然ですが、このためらいを和らげる為に、まず担当者自身がどのような人間であるかをお客様に明かし、安心していただく事からスタートします。サービス業は気配り・心配りと言う言葉を良く耳にしますが、これがその第一歩です。加えて担当者は接客業としてお客様は大切な方と言う大前提に基づき好意や親しみを持って接しており、そうする事で必ず理解されるものです。その具体の一つとして弊社ではこの考え方を名刺にも反映し「語りかける名刺」をコンセプトに名刺には大きな顔写真と出身地や趣味・モットーを記載し自己開示を図っています。こうした姿勢は謙虚で驕らない対応へと、必ず繋がっていると思います。住まいと言う生活基盤を提供する不動産業は、お客様への誠意ある対応で安心や感謝される信頼産業でありそれを築く事が業務の最重要課題であり本質であろうと思います。成果はその結果として副次的に必ずついて来るものです。

(公開:2024年2月)


【全社的意識】

風通しを良化して社内紹介活発に
「営業なくして企業なし」が全社的意識です。

オリバーグループは6法人で200名のスタッフが総合不動産・建設業としてお客様の住まい全般の需要を満たすべく専門性を活かした業務の推進に努めています。しかし対応範囲が広いが故、他の部署や法人は何を提供し商品やサービス等は何かが見えにくくなっている場面があり、これを解決する手段が「風通し良化」です。各部署が情報を公開し合い、関心を持ち合う事でコミュニケーションが増し理解・認識を深め、これらの商品・サービスを最良のパターンで組み合わせる事ができる仕組みは、お客様へのご提案に欠かせません。「営業なくして企業なし」営業とは自身の為にするものではなく、お客様の成功の支援であり、心からお客様の為になる事を考えるものであり、よってグループ全体の業務理解が必要です。オリバーの一員である以上、組織の障壁を廃し、お客様のご要望や問題を他人事とせず受け止めて担当部署と共同したり取り次いだりが求められます。又、その為のDX等社内システムの構築も強力に推進しています。全社員が常にお客様の為になる応援体制の意識を持ちお役に立った時副次的に売り上げに繋がる事、それを共通認識とし、他部門も応援し協力し合える組織となる事こそオリバーの推進するオールインワンの営業の考え方です。

(公開:2023年12月)


【信賞必罰】

是は是・非は非、善い事は称え、悪しきは事象を正す
「称賛と大騒ぎ」がルールです。

「信賞」とは功績に必ず賞を与える事です。小さな成果でも褒め、やや大きければ朝礼や会議で、更に大きければ年次総会で表彰し、全員の前で褒め称える。当たり前ですが成果と表彰レベルが整合するよう運用します。一方オリバーでの「必罰」とは大騒ぎする事であり、業務上ミスをした社員一人に小さな声で反省を促す事も必要ですが、それ以上に誰がやったかの犯人探しではなくミスとなった事象はどうあるべきだったかの共通認識について全社員参加で大騒ぎする事が最重要です。何があったのかを全社にさらけ出し、全社員が当事者意識を持って起こった事象の真因を考え明確にして「だったらどうするか」という本質的な改善策を全社員で考える事、これがオリバーの大騒ぎでこれにより反省と予防へと繋げるものです。人はミスをするものであり、同じミスを他の社員もする可能性があるからです。つまり、功績を称える事も、誤りを正す事も、大騒ぎする事により公明正大な人に育て、ミスの再発防止に繋げるマネージメント手法であり又、これがオリバーの真因思考への風土創りでもあり、もって社員のレベルアップと社会的地位向上に繋げる大切なルールです。

(公開:2023年11月)


【平凡にして非凡】とは

「当たり前の事を当たり前にやり続ければ

当たり前でなくなってくる」です。

「人は皆幸せになる為に歩んでいる」これはチベットの高僧ダライ・ラマの名言です。では、幸せになる為の仕事の取り組み方とはどの様なものか。その答えの一つがこの心得です。心得にある「平凡」とは可もなく不可もない様であり「非凡」とは非常に秀でた様で、その違いは常に「良い仕事にする」という意識を持ってやるか否かです。同じことをやり続けて行くのではなく、自ら不具合を改善し、メリットを磨き上げ、今までのベースだった「当たり前」をレベルアップさせ、更に繰り返し向上して行くやり方です。例えば、富士登山がしたいなら最初は普通の散歩でも、歩き方を工夫し、継続し、次第に体力がつき富士山の登頂も可能になります。これらの創意工夫は全ての人に等しく与えられた能力であり、非凡な成果は特別な才能だけが達成するものではありません。この視点で社会を見ると、活躍するほぼ全ての人は継続と創意工夫の信念を有する人達です。つまり これ無くして成功は無いと言っても過言ではありません。これらは誰でも始められ、いずれ非凡な成果に必ず繋がるもので、全社員が輝かしい実績や成功と幸せを掴む、人生の勝利者への必須の心得として位置付けてもらいたい心得です。

(公開:2023年10月)


【利益を出す】とは

「人に喜ばれれば利益が出る」

又「人は利益と共に成長する」です。

一般的に利益とは、担当者が一生懸命働いて出した最終数値のことですが、その最終数値はそれまでの全プロセス(過程)によるもので、会社のシステムやサービス対応力、その品質や商品力等の指標でもあり又、社員の成長を量る指標でもあります。例えば、弊社の屋外型トランクルーム事業で言えば、全拠点を安全上と使いやすさで1階に抑え、収納を便利にするスチールラックを提案する等幅広くニーズに応える改善を継続し更に、美化を徹底しコンテナや看板の色やデザインを周辺環境になじむ様にして地域に違和感なく安心して頂ける土地活用にする。こうした推進の結果、喜ばれるサービスとなって行き、利便性やサービス等で対価性が伴い初めてご納得頂け利益となって表れます。つまり、弊社のサービス内容と、それに対する利用者様・オーナー様・地域の皆様の喜びの総合評価が最終数値としての利益となり、その大小がサービスへの満足度や社員の成長の指標となるものです。こうして考えますと「利益を出す」とは単に儲けを出すことではなく「お客様本位」と言う企業姿勢であり社会公器への追求でもあります。オリバーが利益を出すことに対し、全社員が理解し公明正大に誇りをもって推進してもらいたいと思い、心得としたものです。

(公開:2023年9月)


【事業目的】とは

人や社会の発展に不動産や建設で貢献し

創りだす「信頼と企業利益の追求」です。

企業の社会貢献とは、企業活動そのものにあります。まず雇用の創出により地域の活性化に繋がり雇用そのものが社会貢献活動となります。また、企業が提供するサービスや製品は直接的・間接的に必ず社会に貢献します。例えば賃貸管理業は、社会へ物件を供給し、入居者様に良質な住まいと環境を維持・保全し提供します。オーナー様より賃貸物件をお預かりして管理することが、まさに人の生活基盤たる住まいを社会にお届けする重要かつ直接的な貢献となっています。また入居者様には安全で快適な住まいを利用いただくことで、鋭気を養い社会で活躍していただけることにより間接的社会貢献としても果たしています。社会では社会貢献度の高い企業が飛躍し、逆に低い企業は消滅の道をたどります。よって企業の目的は「企業利益の追求」なるも利益は社会貢献による副次的結果で発生するもので、事業や成果をもって社会に貢献し、社会やお客様方と信頼を積み重ねる。進め方としてはオーナー様や入居者様、地域や社会と共にオリバーも発展できる「三方良し」が極めて重要となります。ついては業務心得の最初の指針として全社員がこの心得を共有し業務に当たってもらいたいと思うものです。

(公開:2023年8月)


【クレーム】とは

「即・即・即」クレームのクレームにしない、

お客様はクレームで怒らずその対応で怒る。

賃貸管理業は住まいと言う生活基盤の提供サービス業であり、建物や設備を始め清掃や入居マナーから近隣対応迄あらゆる対処が求められます。不具合の発生は入居者様の生活に直接支障をきたす為対応を誤ると重大事に発展する事があります。各オーナー様より弊社に直接管理や斡旋をお任せいただいている物件は、逗子市や三浦市の世帯数に匹敵する25,000戸に及びます。そして、年間の不具合対応は約4,600件、マナー等の入居者対応は約3,700件と多種多様で膨大な数です。勿論、未然防止策は取っておりますが、一市に匹敵する暮らしがある以上問題発生は避けられず、その解決が管理会社に求められます。私達は賃貸管理業のプロとして、お客様の意を汲み原因を究明し、解決に向け日時や方法等お客様とオーナー様に報告・調整し了解をいただいき日々実施し完了しています。対応の機敏さと的確さが欠けた時、お客様は激怒する事もあり、まさに「クレームで怒らずその対応で怒る」。但しこれは期待の裏返しであり、期待に応えることで、ほとんど全てのクレームは感謝と信頼に変わります。問題発生時は全社員が当事者意識を持ち、入居者様が安らげる良質な環境提供へと確実に積み上げることで、オーナー様の住宅供給の社会貢献を代行する業務となり感謝と信頼を勝ち取る為の心得です。

(公開:2023年7月)


【オリバープライム】とは

緻密スケジュールで「目的・目標を明確に、

期日を切り、段取りを練り、実行と検証」です。

対人対応であるサービス業の目指す要は、お客様への緻密サービスです。細かな所まで注意が行き届いていて手落ちがないことです。その為にオリバーでは「オリバープライム」と言う仕事の設計・管理を全社で推進しております。これは、全社員が1年間の目的・目標を明確にすることから始まり、それを達成する為に「緻密なスケジュールを立て、日々の段取りを練り、進捗のチェックを行ない、PDCA(計画・実行・評価・改善)により改善を繰り返す」と言う仕事のやり方であり仕事の仕組み化です。これにより、業務効率の向上、期限厳守、ミス・漏れ防止を社員が自主的にすることで自身の成長とオーナー様・お客様へのサービスの品質向上が図れ、更にこの活用により仕事の段取りが見え、ベストな対応が描けて目標を必達すると言う当事者意識が向上し、計画を達成するブレイクスルーとなります。また実際に本人も上司も大きな効果を実感することで必須のツールと位置付けられ、誰でも育め熟練さえすれば必ずその人の成長速度が大きく向上します。仕事の大小を問わず確実に実行し信頼性が増すことにより、更に大きな仕事を担えるようにもなり、企業人として飛躍し成長する基礎作りにしてもらいたいと望むものです。

(公開:2023年6月)


【報・連・相】とは

報連相は最低義務。メモなどで「落とさない仕組にする」

又、お礼とお詫びはタイミング。

「報・連・相」とはご存じの通り「報告・連絡・相談」の頭文字をとった略語で、コミュニケーション(意思伝達)やコンセンサス(合意)を図る上で絶対必須の事項です。人に例えるなら血液で、万が一止まった時は大惨事となります。その為企業では直接・間接に又、メモやシステム等あらゆる手法で「報・連・相」を徹底し、それにより確認や改善を図り、情報や業務がきちんと流れる様しています。しかしながら現実は「報・連・相」のタイミングが悪かったり、忘れたり・内容が食い違ったり・更には「誰かが言うだろう」と言う当事者意識の希薄さが、報告漏れ・連絡漏れ・相談無しの自己判断等による不具合やトラブルに繋がり会社的信用失墜の原因にもなります。一方、仕事ができる人は「報・連・相」を徹底しています。組織の中で意思伝達や合意形成を図り不具合や損失の発生を防止し、実行できる仕組みの構築に繋がり、社内を円滑に動かします。換言すれば仕事ができる人は「報・連・相を徹底する」仕事上の原理原則であり成長へのパスポートです。また我社の業務がお客様の生命・財産を預かるものである以上、その社会的意義を鑑みれば、会社と社会への義務として身につけてもらわねばならない当たり前の重要な心得です。

(公開:2023年5月)


【応対のルール】とは

業務はすべてメモでする「人の話は手で聞け・報告は目でする」

業務・会議から朝礼迄です。

この心得にある『人の話は手で聞き・報告は目でする』とは、情報を得たらメモを取り、報告の前にはメモを確認すると言うことです。人は「24時間で74%忘れる」と言われており、メモを取ることでこれを防止し、同時に自身がやるべき事を描くこともできます。また『オリバープライム』は、オリバーの全社員が取り組む仕事術の事で、メモにやるべき目的や狙いを明確にして記し、これを要素に分解して段取りを組み、これらをスケジュールに落とし込み、実行して完了報告後に「済」とするものです。全ての業務は社内外に対してミスや漏れの無い正確な遂行や報告が必須であるだけでなく、メモを見直して業務を練ることにより品質や効率を向上させ業績向上を図ると共に、これら精度向上をベースにしたサービス提供により、社会的地位向上へと繋げるものです。更に、オリバーではDX化を推進し、メモをデータに置き換え全社がこれら遂行状況や報告を共有し、サービス提供に活用しています。この心得にある一つ一つの行為は単純なもので誰でも出来ることであり、これを習慣にすることで必ず成長出来るからこそ、手を抜かず全社員に徹底し・成長してもらいたい為の心得です。

(公開:2023年4月)


【社会人挨拶】とは

相手より先に名を呼び、褒め感謝を添え

「足の裏でも良ければ褒めよ」です。

仕事もスポーツも「応援される人物」になることが最大のテーマです。その第一歩が「足の裏でも褒めよ」。これは、ドラッグストア大手マツモトキヨシの元会長・松本和那氏の著書の一文です。一見、人を愚弄している様ですが、社員に褒めを徹底させる為のユーモアで、相手を素早く的確に捉え距離を縮める事は、ビジネスにおいても日常の人間関係においても極めて重要なキーポイントです。具体的には、相手の優れた所や大切にしている事を的確に見抜いて言葉にできる人は、単なる社交辞令ではなく相手に喜びや感動をもたらし、相手は好感を持って応援してくれる様になります。その様な人は、相手の良い所に気付くことができる感性や知識を持ち、更に気付いた事の本質が相手に伝わる様に表現する事ができています。又「お客様から好かれたくば好きになれ」日頃からお客様を意識し、こちらから関心を持たねば良い所に気付けず距離を縮める機会も失います。仕事と言う経済行為は企業人としての挨拶からスタートします。気付きや感性を磨き、そのスタートにより知識を知恵に変え、お客様より「応援される人物」になってもらいたいと言う思いから心得としたものです。

(公開:2023年3月)


【部下育成】とは

「やって見せ・言って聞かせて・させてみて、

褒めてやらねば人は動かず(山本五十六)」徹底です。

オリバーの育成法はずばりこの心得です。業務上、難易度は低くともフォームが決まっていない仕事を部下に「これをやっておけ」と言う様な指示をする上司がいますが、上司の頭には依頼事の趣旨や成果物が描かれていても、部下にそれが無い場合、成果物に行き着くまでのタイムロスや完成度の低い成果物で上司の期待低下が生じることが多いものです。そのタイムロスやズレを回避するには、依頼事の難易度や部下のスキルに応じて出来る様に指導をする。時には垂範率先しやって見せ、その上で部下にやらせて褒められる部分を「褒める」。垂範率先と褒め、これを繰り返すことが肝要で、一見非効率でまわりくどい様思えるも、これをやるから部下が叱られる際も、部下自身が素直に間違いを受け入れ又、上司の真意を吸収しようと前向きに捉え信頼関係が構築されて行きます。人の心は変えられず、本人の納得でしか変わりません。部下は自分が実行できる様になって初めて納得し成長できます。コロナ禍を経て職場環境も大きく変化してきましたが、オリバーは上司が部下の成長を促すこの様な育成法や上司と部下が1対1で指導や育成について話し合う「1on1面談」を通して信頼関係をベースにした組織になれる様、心得としたものです。

(公開:2023年2月)


【研修は反映】とは

受講目的明確に、質問と3日以内に少しでも「着手」し反映です。

企業は社会に提案し又、社会からの要請に応える事で成り立ちますが、その為には企業の一翼を担う社員一人一人の成長が必須です。オリバーでもビジネススキルの向上の為資格取得の支援を始め、研修によって現地を見て学ぶ機会も重視しています。特に研修では、研修に参加する目的を明確に持ち、必要に応じて事前に情報収集や予習を行い疑問点を精査する等の準備が必要なことは言うまでもありません。課題の解決手法を探る為だったり、業務の改善・改革の為だったりと様々あろうかと思いますが、いずれの場合もまずは明確な目的です。インターネットに情報があふれる現在、単に参加して情報を持ち帰るだけでは外に出る意味はなく、自社とは違う形で社会に提案している人達の業務やシステムを現場でつぶさに見て聞いてその本質を掴み、自分ならどうするかまで考えを巡らせます。つまり仕事として参加する以上、研修から1つでも知見を得て業務に反映し共有することで仕事として完了するのであり又、3日(72時間)以内に少しでも着手しない場合人はやりません。研修という学びの場に主体性を発揮して参加し自己成長する事が同時に企業の成長に繋がるもので、これはその方法について心得としたものです。

(公開:2022年12月)


【最悪のコスト】とは

最大で最悪のコストは「お客様を失う事」
再発防止は真因追及の徹底です。

ある企業の会長を務めた方の逸話です。飛行機で移動中「あなたの会社は世界的に有名だから宣伝は不要ではないですか」と言われた時、会長は窓の外を指差し「あのプロペラと同じで止めたら墜落してしまいます」。企業はいつの時代も商品やサービスの販売促進や企業自身のアピールに多種多様な広告・宣伝活動を行っています。オリバーも、アパマンショップへの加盟や対応エリアが重複する程の超・高密度な多店舗展開、インターネット戦略や各地に展開するキャラクター「住む象くん」戦略等ありとあらゆる取り組み(コスト)と全社的な人的労力(間接コスト)により年間1.5万組以上のお客様にご来店いただいております。この1.5万組のお客様に対して期待にお応えする良質なサービスを提供して初めて信頼へと繋がります。一方それが出来なかった時、お客様から「この会社は期待に応えてくれない会社」と言うレッテルを貼られ、再来への希望が一気に遠退き、ネットを通じて口コミで広がります。これは企業の存続そのものに関わってくる最大で且つマイナスを超越する最悪のコストとなるものです。お客様を失う事の重大性を全社的に認識し合って初めてお客様から評価いただけるものであり、社会的信頼へと繋がるものです。

(公開:2022年11月)


【日々完結】とは

人は2日で8割忘れる、今日やるべきは今日やる
「今日やるものを明日にせず」です。

日本では「働き方改革」を通じて長く悪習として定着していた長時間労働の是正が求められ全産業で時短化時代に突入しました。人口減による労働力減少と相まって、いやが上にも企業は合理性を追求すると共に働き方を大きく変えねばならない所に来ております。従来は「今日やるべきは今日やる」の裏には時間を問わず終わりまでやり切ると言う意味合いも含まれていたかと思いますが、新しい時代の解釈は「時間内でやり切る」事が必然となり、その日の業務を終わらせるスキルとマインドが求められます。これを実現するには事前準備と段取りの徹底が今まで以上に重要度を増します。それらを補完する為の「マニュアル化」、効率的に時間を管理する「オリバープライム」、モバイル端末等で時間や場所にとらわれない働き方を実現する「テレワーク」、作業を自動化するコンピューターソフトのロボット「RPA」、基幹情報を一元管理するクラウド化等、超・効率化を目指して大きな設備投資を行い、これらを活かして生産性向上を図っているもので、新しい時代に成長する為全社を挙げて邁進しています。この心得は社会の大変革と言う時流を全社的に掴み人生の勝利者へと向かうプロセス(通過点)を示すものだと思います。

(公開:2022年10月)


【公明正大】とは

嫌な事も逃げない・伏せない・選ばない、考え「問題解決」です。

この心得はトラブル対応や新しい業務への挑戦といった困難な状況にも知識や知恵を活かし、立ち向かってもらいたいとの願いから取り入れました。まず、問題・課題やトラブルの無い企業はなく、常に解決すべき問題や課題と戦っています。何故なら企業は生産性や合理性の追求と共に新たな事業の立ち上げなど、自らが常に様々な課題に挑戦すべき組織体だからです。特に近年の社会情勢や商取引などは待った無しの大変革期の真只中です。又、トラブルについては「誰が」やったかでは無く「何が」起こったかの事象を重視し「だったらどうするか」の対応を考える、オリバーは対応優先企業である事を全社員に自覚してもらいたい。これにより問題発生時は隠蔽や誤魔化しではなく一刻も早く事象を社内共有して再発を防止し、また全社員が自分の事として当事者意識を持ち解決に向け前進する事を最優先する、そんな企業風土でありたい。確かにこれらは完成が無いものです。しかしオリバーでは、逃げない・伏せない・選ばない(選り好みしない)、正面から公明正大にやり続けられる様になる事が目指すべき取り組み姿勢です。そして、これらを社内外で感じてもらえる様になった時、弊社の社会的地位向上へと繋がるものだと思います。

(公開:2022年9月)


【成長法】とは

目標を競い磨き合う自律的「ライバルを持つ」社内の次は全国です。

社会で活躍している人は必ず自身で目標を設定し、強い決意を持つなり公言するなりしています。そのベースにはベンチマークとなるライバルの存在があると思います。ライバルは成長への刺激となり自身が止まっている時それに気付かせてくれる存在でもあります。ライバルを強く意識できると、その人の目標達成へのプロセスに関心を持ち探求がスタートします。そこから見えてくるものは目標達成の手法だけでなく、ライフスタイルや思考、更に人生哲学と言ったライバルの生き方です。目標を目指す過程で行き詰まり苦しい時、ライバルの生き方や克服法を吸収できるのも大きな収穫です。それらが自分のものとなり視野が広がるに従い、いつしか企業の枠を越えた新たなテーマやライバルが見え、更に自身も誰かの目標となれていると思います。これらを通し、いつしかライバルは尊敬する人物となり、それは仕事だけではなく人生の道標となります。この様な永遠の成長に繋がるライバルを掴む第一歩は、まずライバル宣言をする事です。声を出し宣言されれば、された者も嬉しく、自身にとって宣言するだけで大きな前進となります。人は皆人生の勝利者となる機会を平等に有しており、成長により豊かな人生を歩んでもらいたい。

(公開:2022年8月)


【成果・評価とは】

掛け声やプロセスにあらず「出来高と出来栄え」という成果です。

この心得は、評価とは成果・結果をもとに本人ではなく評価者が判断するものと言う当たり前の事について再認識を促したものです。心得にある「掛け声」とは頑張ろうと声を掛ける等周囲への鼓舞であり又、「プロセス(過程)」とは自身が成果へと導く為の様々な取り組みです。周囲への鼓舞や日々の一生懸命な努力は確かに重要で評価の一部ではありますが、これらはあくまでも取り組み姿勢でありプロセス(過程)で、上司が求める成果ではありません。お客様の要望も同様で、一生懸命さに好感を持ってくれる事はありますが、求めるものは要望を満たしてくれたか否かの結果そのものであり、これが最大の評価対象です。又、成果とは「出来高」と言う量が多いだけでなく「出来栄え」と言う質も高くなければなりません。つまり決められた期間内で、どれだけの量に対応し且つ顧客が要望する質的水準をどこまで満たす事ができたか、その両面を合わせたもの、それがその人の力量であり評価となります。これらを反映し、オリバーの考課は取り組み姿勢等の勤務態度考課と能力考課も行っており、更に重視する点として考課を育成方針抽出の場として位置付け、成果だけでなく将来の成長にも極めて重点を置いています。

(公開:2022年7月)


【信頼とは】

「親身さ・情報量・正確さ・早さ・丁寧さ」内容と総和とその継続です。

「信頼」と言う言葉は、組織や個人を問わず幅広く使われていますが、では信頼を形成するには、どうすれば良いのでしょうか。オリバーでは、信頼形成の為の構成要素5つを心得に挙げ、これにより何が必要で何が不足しているかを見直せる様にしました。まず「情報量」は関連情報も含め多い程信頼性が高まり、「正確さ」が欠落すると一瞬にして信頼性は失墜し、「早さ」の欠如は「期限無き仕事は寝言」扱いとなります。更に質・量・時間が、お客様の期待するレベルに達している事は勿論ですが、これを肉親に対する思いやりの様な「親身さ」と先々まで配慮して進める「丁寧さ」を備え、これらが一体となっていなければなりません。例えば、お客様に専門用語を使うことは、用語としては的確であっても思いやりに欠ける行為であり、お客様の話しや考え方を理解し、自らの言葉がどれだけ相手に理解されているかを掴みながら進めることで信頼に繋がります。そして信頼は一夜にして成らず、あらゆる場面でこれら5要素を見直し実践し続けることでようやく形成されていきます。信頼は、これらを怠ると簡単に低下し失われてしまう、もろいものです。オリバーではお客様や地域社会と相互信頼を育む企業として、この心得を全社員の必須項目として実践し続けることが永遠のテーマです。

(公開:2022年6月)


【契約とは】

「問題あるものを問題あるままに契約すると問題も契約した事になる」です。

賃貸物件をオーナー様よりお預かりする「管理受託契約」において最大のポイントは、物件の何が・どうなっているかの「位置付けの明確化」です。受託時我々は現状の賃貸借契約の条件や過去の契約内容、管理する受託内容を把握し、建物・設備・敷地・施設の状態や特徴を掴み、更に近隣の状況や自治会、学校などの公共施設等を含め、地域情報を収集します。この時に問題点・不具合・将来発生するであろう懸念事項などを網羅し、あるいは炙り出し、その時点で全てに対処するか、あるいは対処方法やタイミングを擦り合わせ、オーナー様と我々とが問題点・不具合・懸念事項に対し共通認識を持てる様することが「位置付けの明確化」です。このことは、 1.オーナー様の賃貸経営の安全性や効率化を目指し且つ保全を図ること 2.入居者様とのトラブルを回避すること 3.弊社にとっては管理をスムーズに運ぶ上からも極めて重要です。「問題あるものを問題あるままに契約(受託)」して問題が発生すると関係者全員が大変な費用や負担を被る為、その予防教訓とする心得です。「位置付けの明確化」これがプロとしての使命であり業務である。これを全社で推進することで、初めて信頼を獲得でき社会的地位向上へと繋がるものと思います。

(公開:2022年5月)


【道路清掃】

小さなボランティア、継続で私達の心と地域を磨き「街の価値を上げる」です。

オリバーは創業以来39年間、毎朝社員が道路清掃をしています。39年前は信号で停止した車から灰皿の中身を道路に捨てる人も多く、それを清掃したことがきっかけとなり、ゴミを捨てないと言う社員へのマナー教育の一環としても続けてきました。継続する中で掃除中に地域の皆様よりねぎらいのお声をいただいたり、通りがかりの方から清掃のお手伝いを申し出ていただくこともありました。また相模原市長より2度の表彰もいただきました。こうして私達の小さな取り組みが地域に発信できていることに深い感慨を覚えます。振り返ると、社員教育としての意味合いも大事ですが、それ以上に社員一人一人の取り組みが点から面へと地域に広がり、綺麗な街づくりに繋がることは何より素晴らしいことです。なぜなら綺麗になることは、ひいては「街の価値」が上がり又、社員が清掃を通して地域に関心を持ち、地域の一員として融合できるからです。情熱を持って道路清掃に取り組み継続することがオリバーの姿勢であり誇りであると全社員が捉える事が出来た時自身と地域を磨き、街の価値を上げられ、共に未来を築く企業文化へと定着できたらと言う思いから心得としたものです。

(公開:2022年4月)


【購入の決定】

「欲しいものは買わず、必要なものは買う」必要ならジェット機もです。

弊社の購入の決裁は至ってシンプルです。この業務心得が全社的に浸透し理解され、決裁を申請する社員一人一人が「欲しいもの」と「必要なもの」の判断を全社共通基準で行えているからで、よって決裁に当たり内容を問われる事は少ないと思います。例えばパソコンは業務上必須であり一人一台が割り当てられますが、それ程処理速度を必要としない業務では安価な製品を使用し、最新・高性能な物はそれを要する業務に割り当てています。社有車も新車はお客様が乗る営業部門が使用し、お客様が乗らない事務や技術部門にはそのお下がりが回ります。車両担当者であれば誰もが新車を欲しがるものですが、これが全社的な共通認識となって、古い車も大切にされ、修理対応し、新旧問わず80台の全車が本当にキズ無しのピカピカで長く利用されています。また、これにより車の運転も丁寧となり、40年間大事故がないと言う恩恵にも繋がったかもしれません。まさにオリバーは社員の理解と協力で創業時よりこれを貫き、これにより今があると言っても過言ではありません。この業務心得はオリバーの伝統的風土であり財産であり、大きな誇りでもあります。

(公開:2022年3月)


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